フォームを作成していざプレビュー表示しようとすると「表示するアイテムがありません」と表示されることがよくあります。またフォームでSubmitForm関数を使用し、フォームに戻った場合、「データを取得しています」と表示される全然データが表示されないことがあります。
この時の原因と対策を書いておきます。
フォームを作成し、いざプレビューモードで見てみたときこのような画面になることがよくあると思います。
これはフォームが編集モードになっているのに表示するデータがないことが原因です。
フォーム新しく作成した場合、デフォルトは「編集」モードになっています。
そのため、プレビューや実際に公開してアプリを開くと作成したフォームが表示されず、「表示するアイテムがありません」というエラー表示が出ます。空のフォームを表示するためには、「新規」に変更してください。
またこの現象はフォームでSubmitForm関数を使用した後、フォームのスクリーンに戻った時にもよく起きます。
こちらも原因はSubmitForm関数の後、「編集」モードになってしまうためです。下記はMicrosoft LearnのSubmifFormの説明文から抜粋してきましたが、黄色塗色した部分に記載があります。
参考 Power Apps での EditForm、NewForm、SubmitForm、ResetForm、および ViewForm 関数Microsoft Learn
空のフォームを表示させる場合には、編集モードにならないようフォームが表示されるときにNewFormになるようにScreenのOnVisibleプロパティにNewForm(フォーム名)と入力したり、フォームのあるスクリーンに戻るトリガーとなるボタンにNewForm(フォーム名)を入力しておくことをお勧めします。
NewForm(Form1)
フォームを編集モードのまま表示したい場合、例えば先ほど登録したデータを編集モードで表示したいという場合は、フォームのItemsにLookup関数を使用してLookup(リスト名、ID=編集モードに表示したいID)と入力し、編集モードの時に表示したいレコードを設定しておくことで回避が可能です。
自動で作成したフォームにはこのItemsにSelect(Parent)と書いてあります。
LookUp(リスト名, ID=編集モードに表示したいリストID)
上記のようにExcelやSharePointリストを使用して3画面構成のアプリを作成した時にSubmitFormを押してフォームに戻った時、このように表示されることがあります。
ネットワークが正常で「データを取得しています」の文言が出る場合、編集モードで表示されるレコードが設定されていないため、このような表記が出ることがあるようです。
上記のようにLookUp関数を使用して編集モードで表示したいレコードを設定してあげると解消いたします。