自宅PCはWindows10を使っていたのですが、最近何度も更新プログラムを探しにいって失敗を繰り返したのが気になったのと、ちょうどLinuxとDockerの勉強もしたかったので、この際Ubuntuに入れ替えることにしました。これからUbuntuを使おうと思っている方は、よかったら参考にしてください。
UbuntuはLinuxのパッケージ(ディストリビューション)の一つです。
Debian GNU/Linux を元に開発されています。
※Ubuntu用のソフトをダウンロードする際に.debか.rpmを選択するのですが、Ubuntu用のソフトは.devを選択します。この.devはDebianのことです。
LTSとは、Long-Term Supportの略で、5年間セキュリティアップデートおよびメンテナンスアップデートが保証されています。LTSがついていないバージョンはサポートが1年もないので、最新のLTSをインストールするのが無難かと思います。
推奨されている最小のシステム要件(PCのスペック)は、次の通りです。
インストールしたいPCがこちらの要件を満たしているか、確認してください。
- CPU:2GHz デュアルコアプロセッサ以上
- 4GB 以上のシステムメモリ
- 25GB以上 のハードドライブ容量
- DVDドライブ、またはUSBポート
- インターネットアクセス推奨
まずは、インストールをするためのISOイメージをダウンロードします。
この跡は、ISOイメージをUSBメモリに書き込み、USBメモリをUbuntuをインストールしたいPCに接続してインストールを行うといった流れになります。
ISOイメージは、以下のミラーサイトよりダウンロードできます。
RufusというUSB書き込みツールを使用して、インストール用USBメモリを作成します。
こちらのサイト(https://rufus.ie/ja/)にアクセスして、Rufusをダウンロードしてください。
※ページの真ん中ぐらいにダウンロードがあります
ダウンロードが終わったら、USBメモリを接続し、Rufusを起動(ダウンロードしたrufus.exeをダブルクリック)します。
Rufusが起動したら、
①接続したUSBメモリを選択、②準備2でダウンロードしたISOイメージを選択、③スタートをクリックします。
※USBメモリのデータは上書きされて(消えて)しまうので注意!
スタートをクリックすると、順にメッセージが表示されるので、次のように選択したください。
USBへの書き込みが終わると次の画面になります。
これで、インストール用USBメモリの作成は終わりです。
先ほど作成したインストール用USBメモリをPCに差し込み、PCを再起動してBIOS画面を表示させてください。
BIOS画面の表示は、メーカーによって違うのですが、PC起動直後のメーカーロゴ表示中に「F2」キーを押すと表示できることが多いです。詳しくは自分のPCのメーカーサイトで調べてください。
BIOS画面の表示後も、PCによって違うと思うのですが、Boot Priorityの1つめ(#1)で差し込んだUSBメモリを選択してBIOS画面を抜けるとインストールが始まると思います。
私のPCでは次の写真の画面が表示され、上のBootを選択→Boot Option #1でUSBメモリを選択 → 上のExitでインストールが始まりました。
ここからはインストールの設定になります。
まずは、言語の選択です。お好きな言語を選んでください。
次は、キーボードの選択です。
こちらは、Japaneseでよいと思います。
次は、ソフトウェアとアップデートの設定です。
上の「Normal installation(標準インストール)」を選択すると、Thunderbird、LibreOfficeなどのデフォルトソフトがインストールされます。「Minimal installation(最小インストール)」を選択するとデフォルトソフトがインストールされません。どちらを選択してもFirefoxはインストールされます。
また、Other Optionsの「Download updates while installing Ubuntu(Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする)」はデフォルトでチェックが入っており、そのままチェックを入れておいたほうがよいです。アップデートがダウンロードされるため、バグなどが解消された状態になります。
次は、インストールタイプの設定です。
Ubuntuに入れ替えたい方は「Erase disk and install Ubuntu(ディスクを削除してUbuntuをインストール)」を選択してください。
選択が終わったら、「Install Now(インストール)」をクリックしてください。
いったん確認画面が表示されます。
特に問題がなければ、「Continue(続ける)」をクリックしてください。
次は、タイムゾーンの設定です。
住んでいる地域をクリックしてください。
地域を選択したら、「Continue(続ける)」をクリックしてください。
最後にユーザー情報の設定です。
ログイン用のユーザー名やパスワードを設定してください。
設定が終わったら、「Continue(続ける)」をクリックしてください。
※下の方にある「Login automatically(自動的にログインする)」はセキュリティの観点から選択しないほうがよいと思います
インストールが完了すると、次のようなメッセージが表示されます。
「Restart Now(今すぐ再起動する)」をクリックして再起動してください。
以上でUbuntu 20.04 LTSのインストールは終わりです。
ただ、Ubuntuをインストールしただけでは使いにくいところがあるので、カスタマイズしていきます。