漫画でわかるWBSとガントチャート
BBQの準備では、まず「やること」を整理し、その後「いつやるか」を決めました。
実際のプロジェクトでも、同じ流れで計画を立てます。
ここからは、それぞれの用語について詳しく見ていきましょう。
WBSとは?
WBS(Work Breakdown Structure) とは、プロジェクトで必要な作業を細かく分解し、階層的に整理する手法です。
例えば、BBQの準備には次のような作業があります。
- 食材を買う
- コンロを準備する
- 飲み物を用意する
- 炭をおこす
このように、大きな作業を実行可能な単位まで分解して整理します。
WBSを作るメリット
- 必要な作業の抜け漏れを防ぎやすい
- 作業ごとの担当者を決めやすい
- プロジェクトの全体像を把握しやすい
ガントチャートとは?
ガントチャートとは、 作業の開始時期や終了時期を、時間軸に沿って表したスケジュール表 です。
WBSで洗い出した作業について、次のような情報を整理します。
- いつ開始するか
- どれくらいの期間が必要か
- いつ終了するか
BBQなら、次のような予定を表せます。
- 月曜日:必要なものを確認する
- 火曜日:食材や飲み物を購入する
- 水曜日:食材を下準備する
- 木曜日:BBQを開催する
ガントチャートを作るメリット
- 作業の予定を視覚的に把握できる
- プロジェクトの進捗を確認しやすい
- 予定の遅れに気付きやすい
WBSとガントチャートの使い方
WBSとガントチャートは、それぞれ別々に使うのではなく、組み合わせてプロジェクトの計画を立てます。
- プロジェクトの目的や成果物を確認する
- 必要な作業を細かく分解する
- 分解した作業をWBSとして整理する
- 作業の順序や担当者を確認する
- 開始日と終了日を決める
- ガントチャートに予定をまとめる
- 実際の進捗に合わせて更新する
基本的には、先にWBSで「やること」を明確にし、その後、ガントチャートで「いつやるか」を決めます。
WBSとガントチャートの違い
覚え方はとてもシンプルです。
- WBS=やることを整理する
- ガントチャート=いつやるかを整理する
| 比較項目 | WBS | ガントチャート |
|---|---|---|
| 主な役割 | 必要な作業を分解・整理する | 作業の予定を時間軸上に配置する |
| 表現するもの | 作業の分解と階層構造 | 作業の開始時期、終了時期、期間 |
| 主な効果 | 作業の抜け漏れを防ぐ | 進捗や予定の遅れを確認する |
| 作成する順番 | 先に作成する | WBSをもとに作成する |
WBSは単なる予定表ではなく、作業を分解して構造化するためのものです。 一方、ガントチャートは作業を時間軸上に並べ、予定や進捗を確認するために使います。
ITパスポート試験で押さえるポイント
ITパスポート試験では、WBSとガントチャートの役割の違いを区別できるようにしておきましょう。
- WBSは、必要な作業を分解・整理するための手法
- ガントチャートは、作業の予定を時間軸で表す図
- 基本的には WBS → ガントチャート の順番で作成する
- WBSの主な目的は、作業の抜け漏れを防ぎ、全体像を把握すること
- ガントチャートの主な目的は、予定や進捗を確認すること
