Power AppsとはMicrosoftが提供するクラウドサービスであり、Power Platformというローコーディングプラットフォームに含まれるサービスのひとつです。
コーディングを必要とせず、PowerPointのようにあらかじめ用意された部品を画面上に配置し、Excelのように数式を用いて業務アプリの開発・提供ができます。
アプリはWeb, iOS, Androidデバイスで実行可能です。
ローコーディングの為、プログラミングなどの特別なITスキルを持たない一般ユーザー自身が業務に適したアプリを作成し利用することができると言われています。
Power Platformは以下の4つのサービスから構成されています。
- Power Apps
- Power Automate
- Power Virtual Agents
- Power BI
Power AppsはPower Pointのように自由にアイテムを配置し、Excelの関数のように動作を指定できるキャンバスアプリと、データを利用して複雑な業務のプロセスに対応できるモデル駆動型アプリの2種類のアプリの作成が可能です。
Power Automateはさまざまなアプリケーション、サービスを連携し、個人やチームが簡単に自動ワークフローを作成、実行できるサービスです。用意された部品を組み合わせることで簡単にフローの作成が可能です。2019年10月まではパワーフローという名前でした。
Power Virtual Agents は、データサイエンティストや開発者を必要とせずに、シンプルなグラフィカルインターフェースを使用してチャットボットを作成することができます。
Power BI は何百ものデータソースに接続し、データを統合、ビジュアル化でき、データの更新や予測分析もできます。データを視覚化することができるため、データの可視化に優れたツールです。また作成したダッシュボードやレポートはPCだけでなく、モバイル端末からも利用が可能です。
2022年3月現在、利用するためにはPower Apps per app planプラン、ユーザー プランごとの Power Apps、Power Apps 従量課金制プランのどれかを契約する必要があります。
参考 Power Apps と Power Automate のライセンスに関する FAQDocs
DeveloperプランならPower Apps、Power Automate、Microsoft Dataverse を使用してビルドおよびテストするための開発環境を無料で使用できますが、個人のメールアドレスでは登録できないため、法人のメールアドレスが必要になります。
参考 Power Apps 開発者プランにサインアップDocs
30 日間の Power Apps 試用プランに登録することにより、Power Apps を無料で試すことが可能です。こちらもoutlook.com、hotmail.com、gmail.com で終わるような個人用のメール アドレスを使用してサインインできません。
クレジットカードの登録を行うと、Max3か月まで無料で使用が可能です。
詳しくは参考ページをご覧ください。