今回はOneDriveやGoogle Driveを利用して簡単なTo do Listのアプリを作成してみようと思います。
準備編に書いてあるようにExcelの準備をしてください。
【Power Apps】アプリを作ってみよう【準備編】<データソース:Excel編>
空のテーブルではなく、データが入っていた方が作りやすいため、最低一つは入れておいてください。
(理由は後で説明します)
1.Power AppsのホームからExcelを選択し、先ほどのExcelを入れたクラウドソースを選択。
Excelにあるテーブルを選択し[接続]ボタンをクリック。
2.これだけでアプリが作成されます。
自動で作成されるアプリには、必ず3つのScreenが作成されます。
- BrowsScreen1
- DatailScreen1
- EditScreen1
BrowsScreen1はアプリ開始時に開く画面で、データソースの一覧表示を行う画面として用意されています。
今回はExcelのテーブルを指定し作成したため、データソースは選択したExcelのテーブルになります。
またこの画面には検索、並び替え、データの更新がデフォルトでついています。
「検索」には、Search関数、「並び替え」にはSortByColumns関数、「更新」にはRefresh関数が使用されており、特に設定しなくてもこの機能を使用することが可能です。
DetailScreen1は、データソースの中の1つのレコードの詳細を表示する画面です。
レコードの詳細が編集できないテキストとして表示されます。
EditScreen1画面はデータの新規登録や編集を行うフォームとして利用します。
新規、編集はDefaultModeで切り替えられています。Editの場合は編集、Newの場合は新規。
このDefaultModeを変更する場合、NewForm関数、EditForm関数を使用します。
EditScreen1に画面が遷移時に、新規フォームか編集フォームか分けています。
BrowsScreen1にある「+」アイコンにNewForm関数が使用され、「>」アイコンにEditForm関数が使用されています。
指定したフォームのモードをFormMode.Newに設定する。
フォームモードがNewの場合、フォームを送信すると、データソースに対するレコード追加が行われる。
指定したフォームのモードをFormMode.Editに設定する。
編集フォームのItemプロパティで指定されたレコードがフォーム内に表示される。
編集フォームの送信時には既存レコードの上書きが行われる。
また右上にある「レ」にはSubmit関数が使用されており、新規入力されたデータを登録したり、編集したりすることができます。
フォームでしか使用できない関数。
編集フォームで行われたデータの編集内容をデータソースに登録します。
編集フォームの内容が必須やデータ型に問題ないかValidプロパティでチェックもしてくれます。
この入力チェックにエラーがあった場合、編集フォームのErrorプロパティとErroKindプロパティにエラーに関する情報がセットされ、成功時にはErrorプロパティとErrorKindプロパティの値がクリアされます。
参考 Power Apps での EditForm、NewForm、SubmitForm、ResetForm、および ViewForm 関数Docs
EditScreen1の「日付」の部分が日付入力できる「日付の選択」が自動で入っていることでわかるのではないでしょうか。日付のデータを入れておくこと(セルの書式設定で日付型を選択しておくこと)で、アプリ作成時、自動的に日付選択を選んでくれています。
今回は簡単なアプリのため入力項目は少ないですが、すべての入力項目を一から変更するのは手間なので、データを見て自動判別してくれるならこれを有効に活用した方がよいです。
適当なデータではなく、本番と同じデータを作成しましょう。